Discordは2020年08月20日、認証済みBOT開発者バッジ(Verified BOT Developer Badge)の付与を停止した。
このバッジは、Discordの認証済みBOTの開発者に付与されるバッジである。
ここでは、「Discordがなぜ付与を停止したのか」「今後バッジや認証済みBOTはどうなるのか」について解説していく。
認証済みBOTは、75サーバー以上に導入されたBOTが申請することができ、申請すると認証済みBOT限定機能やチェックマーク付きBOTマーク、さらには開発者のプロフィールにつくバッジ「Verified BOT Developer Badge」がもらえる。
しかし、Discordは認証済みBOT開発者バッジ(Verified BOT Developer Badge)の付与を停止した。
これは、ツイッターやその他サイトではアナウンスされず、Discord Developers という開発者向けのサーバーでのみアナウンスされた。
Google翻訳:
皆さんこんにちは!
ボット認証プログラムと認証済みボット開発者バッジについてのニュースがあります。
既に認証済みの方は、ゲームを先に進めてくれてありがとう。それでも必要な場合は、10月7日が近づいています。 10月7日以降も認証を受けることができますが、100以上のサーバーで認証されていないボットに制限が適用されるのはこのときです。
ボット認証プロセスを発表したとき、それは長くて難しいプロセスではないことを約束しました。私たちは5日間の所要時間を維持したかったのですが、それを行えていません。私たちは次のステップを踏んで、そのコミットメントを試し、よりよく満たすようにしています。
これまでに何千ものボットを承認してきました。時間が経つにつれて、認証待ちは、実際のボットを送信していないが、プロファイルバッジを取得するために極端な長さになる個人による不正な送信で、ますます一杯になっています。これらの提出は、正当なボットが期限に間に合うように検証される能力を妨げています。
そのため、本日(2020年8月19日 ←アメリカサンフランシスコ時間)に、「認証済みボット開発者」のプロファイルバッジを「早期認証済み開発者」のバッジに変更します。本日以降、承認のために送信する人にはバッジを付与しません。すでに申請書を提出している場合は、バッジを受け取ることができます。
すべての確認済みボットは、引き続き確認済みチェックマークを受け取ります。ボットのチェックマークは、コミュニティがボットを信頼できるボットパートナーとして認識するための重要な方法です。
確認プロセスでお待たせして誠にありがとうございます。プロフィールバッジを楽しみにしていた新しい開発者の皆様には、お詫び申し上げます。ただし、BOT認証はバッジに関するものではありません。 Discordのボットであることは、他の人に自慢できることを誇りに思っています。
YouTube投稿者のCustomName氏の考察によると、Discordは認証BOT開発者にバッジを付与していたが、バッジが欲しいあまり、自分で75サーバーを作成して75サーバーにBOTを導入し、申請する人が増えたのだそう。また、このような適切でないBOTが大量に申請をしてきたため、認証BOTの審査に支障をきたし、中止することになったそう。また、バッジがほしいあまり、75サーバーに入ったBOTを販売する人も出てきたため、バッジの付与を停止せざるを得なかったのだそう。
これは本来のDiscordの意図を外れ、認証BOT開発者バッジの意味がなくなるので、バッジの付与を停止したのは当然の措置だと私は思う。また、頑張って導入サーバーを増やそうとしている開発者がいる中で、不正をする人がいるのはとても残念であり、真面目に頑張っている開発者からすると非常に腹立たしいものであると思う。
「認証済みBOT開発者バッジ」は今後一切付与されなくなるが、現時点で付与されているユーザーのプロフィールにはそのまま残る。ただし名前が「早期認証済みBOT開発者バッジ(Early Verified Bot Developer Badge)」に変わる。BOTの認証はこれからも受け付け、認証されたBOTは認証済みBOT開発者バッジ以外の特典を受けられる。
これにより、このバッジの価値がさらに上がり、早期認証済みBOT開発者バッジを持ったアカウントが売買されることも懸念される。
今回の件でDiscordは大きなUターンをしたと思う。これからもDiscordを応援したい。
ちなみに、これでDiscord上の入手不可能なバッジが2つになった。1つは Early Supporter バッジ、そして2つ目は Early Verified Bot Developer Badge。