本日(2021年7月28日)より、Discordでスレッド機能が利用可能となった。
これまではDiscordのベータ版を利用している、メンバー数5人未満のサーバーのみ、のような限定的な利用テストが行われていたが、本日からメンバー数や使用しているDiscordバージョン関係なく利用可能となった。
安定したパフォーマンスで提供するため、一斉に利用可能となるのではなく、週末までに順次利用可能となる予定だ。
↑Discordが投稿したスレッド機能のPR動画
スレッド機能は、Discordが昨年導入した返信機能とは異なり、ユーザーはDiscordで新しい「#」ボタンを使用し、新しいスレッド会話を作成できるようになる。
スレッドは、Slackなどのスレッド機能を導入しているチャットクライアントと似た働きをし、Discordユーザーがメインチャンネルフィードから離れた場所で会話を分岐できるようになる。
スレッド化された会話用に個別フィードが生成され、Discordサーバーの管理者はサーバーのどのメンバーがどのスレッドにアクセスできるかを制御できる。
Discordのスレッド機能は主に二種類ある。「パブリックスレッド」と「プライベートスレッド」だ。
チャンネル内のパブリックスレッドでは、メッセージを送信する権限を持つ全メンバーがスレッドを開始し、返信できるが、プライベートスレッドでは、特定のメンバーがプライベートでスレッドを作成し、会話ができるようになる。
ユーザーをプライベートスレッドに招待したり、手動で追加することも可能だ。
Discordのスレッド機能は、24時間(又は指定時間)スレッド内で会話がなければ、スレッドを自動的にアーカイブし、チャンネルの乱雑さを軽減する仕様となっている。
アーカイブ化されたスレッドは、アーカイブタブでメッセージを閲覧することが可能だが、アーカイブ化されたスレッド内のメッセージを更新することはできない。
Discordサーバーの管理者は、デフォルトでアーカイブまでの非アクティブ時間を最大3日間まで設定できる。ただし、Nitroのサーバーブーストでレベル2にブーストされたサーバーであれば、最大1週間まで設定できる。
スレッドはDiscordの分割ビューパネルを開く方法と、チャンネルリストでスレッドをクリックして全画面で開く方法がある。
混雑しているDiscordサーバーでは、多くのユーザーが複数のスレッドを作成すると、チャンネルリストが非常に大きくなり、見にくくなるという課題がある。しかし、1つのチャンネルで複数の異なる話題が進行するという頭痛の種を回避することができるスレッド機能は、Discordで役に立つ機能であるのではないだろうか。
ディスコード研究所では、このスレッド機能が安定的に利用可能になり次第、設定方法等を解説する記事を作成します。
スレッド機能だけでなく、Discord関連で分からないことがあれば、私たちのDiscordサーバーへお越しください!!